姓名辞書『NDICS』による氏名ふりがな入力の精度向上
お客様の課題
A社は、幅広い業種のお客様にBPOを中心としたサービスを提供しています。A社のBPOサービスは中国に日本向けのセンターを持ち、各種申込書や顧客情報の入力や経理、人事のバックオフィス事務などの業務に対応しています。
今回、メトロの姓名辞書NDICS(エヌディックス)採用に至った背景を、担当者様に伺いました。
「弊社センターでは日本語データの処理業務を行っています。各種申込書など手書き書類を処理する際、解読が困難であったり記載もれなどもあります。住所についてはすでに住所辞書があり、郵便番号から検索するといった対応ができますが、氏名、特にふりがなについては同じ漢字でも読み方が違うものや難解な読み方のものなどがあります。正しいと思って入力したふりがなが間違っているということもありますので、この精度を高める必要がありました」
導入経緯
入力の精度を高めるため、現地のセンターでは入力したものからデータベースに追加してはいますが、これでは時間がかかります。そこでA社は、短期間で大量の姓名データを増やすため、既存のデータベースはないだろうかと考えたのです。
「姓名のデータベースがあるのかどうかさえわからなかったので、手探りの状態でした。複数のソフトウェア会社に問い合わせをしましたが、取り扱っていなかったり件数が少なすぎて使えなかったりと、なかなか要望に合うものは見つかりませんでした」
そのような状況で姓名のデータベースを探した結果、課題を解決する製品としてNDICSが採用されました。姓11万件、名13万件という収録件数が「短期間で大量の姓名データを増やしたい」というニーズにマッチしたことが、採用の大きなポイントでした。
「収録件数の多さで、すぐに問合せをさせてもらいました。その後、いただいたサンプルデータと弊社データベースを比較したところ、相当数重複がないという結果になりましたので採用を決定しました」
今後の展望
NDICSを採用したことで、短期間でデータを増やし、入力精度を一層高めることができたA社。しかし、名についてはまだ課題が残っているという。
「数年前ではほとんどなかったような読み方やあまり使われなかった漢字など、新しい『名前』はどんどん増えていきます。今回のように、今後も定期的にデータを増やしていく必要があると考えています」
メトロでは、今後NDICSを更に充実させ、より精度の高いサービス提供を目指すA社をサポートしていきます。
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NDICS
姓名に関することならNDICS(エヌディックス)にお任せください。NDICSは、国内人口比率の約25%を占める、首都圏在住者750万人の姓名を調査、抽出、編集し作成した姓名辞書です。姓データ約11万件、名データ約13万件を収録しています。
データコンテンツ製品(telRESS・JDICS・NDICS・entrySTAR)
電話帳データベースtelRESSをはじめ、全国市外・市内局番辞書JDICS、姓名辞書NDICS、簡易入力/検索ツールentrySTARなど、メトロのデータコンテンツ活用ソリューションを支える自社製品です。顧客の存在確認や情報補完、入力支援等お客様の課題改善やビジネス環境の向上にお役に立ちます。
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