FDE 7.4.8の主な新機能/変更点について

1. FDEの対応
   
   AES-NI対応による暗号化パフォーマンスの向上AES-NI(インテル社ならびにAMD社製 CPU に搭載された、AES暗号化用の命令セット)が搭載された端末において、暗号化のパフォーマンスが向上します。
    
2. FDEの修正
   ■ログファイル閲覧時の問題への対応
   　ログファイルの保存先のパスに、日本語などのダブルバイト文字が含まれている場合、管理コンソールからログを
   　閲覧できない問題を修正いたしました。
   
   ■最小文字数の指定値が反映されない
   　パスワードポリシーの「最小の文字数」において、直接アカウントに対して値を指定した場合、指定された値が反映
   　されず、グループの指定値が反映される問題を修正致しました。
   
   ■Panasonic Let‘s Note CFシリーズ
   　スリープ状態に移行後、10分以上経過した後にスリープから復帰し、その後PCを再起動すると、再起動時にOS起動
   　前認証画面が表示されず、ブラックスクリーン画面のまま処理が停止してしまう事象へ対応致しました。
   
   
   ■HP 6710b
   　IRQ Stormにより、OS起動前認証でフリーズまたはブラックスクリーンになる事象へ対応致しました。
   
   

   ■Dell Optiplex GX620

   　BIOSのバージョンがA11である場合、OS起動前認証画面でUSBマウスおよびUSBキーボードが使用できない事象
   　へ対応致しました。

    

   ■Toshiba Dyanabook SS M51

   　OS起動前認証画面が表示されずにブラックスクリーンのまま処理が停止する事象へ対応致しました。

    

   ■Toshiba Dyanabook R731

   　暗号化アルゴリズムにBlowfishを採用している場合、セーフモードで起動するとフリーズする事象へ対応致しました。

    

   ■Lenovo ThinkPad X201

   　OS起動前認証画面で、グリーンスクリーンエラー（画面が緑色の背景のエラー）が発生する事象へ対応致しました。
    

補足事項

1. 本バージョンをインストールしたPCは、最新メジャーバージョンである E80.30へアップグレードすることができません。
   ※今後リリースされるE80.xにおいて、本バージョンからのアップグレードに対応する予定です。
2. 本バージョンは、バージョン7.4のリビジョンアップであるため、メーカーサポートは、バージョン7.4と同じく、2014年3月末までとなります。
3. Ver.7.4 HFA3HF4+Hotfixから、ドライブ文字が付与されていないパーティションも暗号化の対象外に選択できます。
   本バージョンも同様に選択できます。
4. Endpoint Security を構成する他の2製品 Media Encryption, Secure Accessに関しましては、今回リリースするバージョンには含まれません。

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